Niagara Falls >> Toronto

2003/9/19〜
  カナダはナイアガラ・フォールズとトロントに行ってた。
 一度は見ておきたかったんだもん。+、楽な旅行がしたかったから。皆にことばが正確に通じるのも大きい。

SARS
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 今回、行き帰りのトランジットをUSはデトロイトでしました。マドンナが生まれた街。工業の街。空港にGMやハーレーの店が入っていたけど、荷物増やすのは疲れるため何も買わなかった。というか、精巧なモデルはでかいのしかなかった。:D
 トロント国際空港(ピアスン国際空港)へ飛ぶ前&出る前に、ちょっとしたSARSの問診表を書きます。カナダはSARS少し流行ってたからね。誰か全部「YES」と答えてみてください。

 トロント国際空港からナイアガラ・フォールズまで、ハイウェイで2、3時間くらい。途中、左手に五大湖の中では一番小さいオンタリオ湖が見えます。それでも海にしか見えません。日本の四国がずっぽり入る。



 ナイアガラ・フォールズは地理的にはこんな感じになっています。街は滝を中心に観光地として栄えた。ナイアガラの滝というのは正確には存在しなくて、カナダ滝、アメリカ滝になります。五大湖のエリー湖からオンタリオ湖に流れる、ナイアガラ川の途中にある。
 これから、カナダ滝から下っていく感じで紹介します。滝の写真は、もちろんカナダ側から撮影。



 カナダ滝。
 ナイアガラ・フォールズに滞在中は快晴。ハリケーン・イザベルの影響が心配だったけど、カナダに入る時には熱帯低気圧になって→私の到着の前日に雨風をもたらしたそうな。幸運でした。



 エッジ。



 少し下流から。



 滝壺。こりゃ死ぬわ。
 樽や鉄の棺に入ってカナダ滝から落ちるという冒険に、過去に15人(うろ覚え)挑戦して5人死亡している模様。最初の人は寂しさから飼っていた黒猫と一緒に樽に入って挑戦→生還。しかし、黒猫は恐怖のあまり白くなっていたらしい。いい迷惑の好例。
 現在では滝の少し上流からあるフェンスを越えると、日本円で100万以上の罰金だそうで。まぁ死んじゃったら罰金取られないでしょう。事実、自殺の名所としても有名で、毎年水死体が上がっています。シーズンオフの平日の深夜とか、人がらがらでいいんじゃないの? 滝は冬も凍りません。心臓麻痺の特典がつきます。←おい


 水煙と太陽。雲ではありません。
 この日は水煙が綺麗に上がっていました。風向きによっては写真撮るどころではなくなるらしい。



 カナダ滝からアメリカ滝を。滝の向こうはレインボー・ブリッジ。
 アメリカ滝も正面から見ると荘厳な滝なんですが(正面から見れます)、そのカット、なぜか撮るのを忘れています。



 振り返ってみると、あらまぁ。
 広い舗装された道を挟んで、シェラトンをはじめ大きなホテル、その他施設がばかすか建っています&建設中。滝から離れるにつれ、日本でいうペンションのようなものが増えます。私は泊まらなかったけど、一泊5、60カナダドルから泊まれる。
 白人の開拓精神というか北米的というか、ここまですると圧巻。私的には、毎年膨大な観光客を抱えて、かつ景観を守るには、開発は必要だったんじゃないかと思うけどね。ごみ溜めの富士のようになるよりまし。



 アメリカ滝正面からカナダ滝を。
 先ほどの建物が右上部に見えていますね。風向が悪いと、水煙でホテルまでびたびたになるらしい。


 アメリカ滝正面から霧の乙女号(Maid of the Mist)に乗船できます。アメリカ滝の滝壺→カナダ滝の滝壺のごくごく近くを通る遊覧船。
 ビニールのカッパを貰って当然私も乗ったんですが、デジカメ壊しそうで写真は撮りませんでした。カナダ滝の滝壺付近は水煙ではなく、もー豪雨、大げさではなく。
 素直に濡れるのを楽しんだ。いろんなところがびたびたに。
 手漕ぎボートの時代から存在していて、事故は今までないそうです。


 ワールプール。
 下流に行くと、ナイアガラ川が鋭角に曲がる地点があります。微妙に渦ができるので(北米では珍しい)、訪れる人は多い。
 ロープウェイで向こう側にいけます。向こう側といっても正確にはカナダで(地図参照。オレンジの矢印方向にカメラを向けている)、パスポートなしで渡れます。右にちょこっと写っているのがアメリカ。この説明でよこすんに代表される方向音痴チームにわかるのだろうか…。
 上級者(?)が崖下のわずかに開けたところでキャンプしてました。降りるの大変そう…。

 下流はこのような深い谷の景観が続く。滝自身が水量と落差で、土地を侵食して後退していった結果です。カナダ滝の上流にあるダム&水門ができるまで、年に数メートル単位で後退していった。現在は水量が調節されているため、年に約3cm程度の後退だそうです。



 秒針を持つ花時計では世界最大とされる花時計。が、この日は秒針ありませんでした(笑)。おおうい。



 花時計のごくそばにある4本のカエデ。
 1本に見えますが、4本が寄り添ってこのように見えます。下には木に囲まれるようにしてベンチがある。ちゅーポイントなのかしらん。:D



 あれれ? なんで??
 途中見かけた2階建てバス。ロンドンから輸入され観光に使われている模様。よって、きちんと右ハンドルです。恐るべし。



 泊まっていたホテルの正面は、不幸にもカジノでした。一晩中やってるわけで、車やらバスやら人の声で、あまりよく寝れなかったよ…。賭け事好きな人には、たまらない状況なんだろうけど。賭け事は高校生の時に、麻雀とパチンコの羽根モノにちょっとはまったくらい(確実に小金稼げるから)。
 朝方、外で白人女性(発音により)が
「I didn't anything ! I didn't !!」
 とびびるくらい思いっきり叫んでたけど、なんだったんだろう。
1. カジノでナンパされているのを彼氏が見てて、しつこく問い詰められたところを逆ギレ。
2. 売春婦が(引っ掛けた、いえー)と思ったら私服のポリスだった。
 うーん、1かな。ちなみに、ナイアガラ・フォールズも観光地ゆえご多分に漏れず、ごくわずかですが売春婦はいる、らしい。あからさまなのは見なかったけどね。ついでの小遣い稼ぎ程度で、生業にしている人はごくわずかだと思います。

注:エスコートはもちろん存在する



ナイアガラ・フォールズ追記:
 滝観光は他に、

●アメリカ滝に付随する形で(向かって右側)、ブライダルベール滝というのが流れているのですが、そこのごく近くまで「徒歩で」行けます。風の洞窟ツアー。当然、霧の乙女号以上に濡れるため、カッパとサンダルを渡される。
 アメリカ側に渡るため、パスポート必須。入国ビザ(I-94W)がない場合は、6USドル払えば大丈夫。
●Journey Behind the Fallsという、滝の裏側から見てみようっていうのもあります。テーブルロックからエレベーターで地下に下りて、カナダ滝の裏に出る。
●ヘリで滝上空観光。
●庭師を育成している小さな園芸学校があるのですが、そこの生徒が運営している植物園があります。ある程度の経験が必要なのと、カナダでは人気ある職業のため、学校に入学するのは難関だそうな。国立公園もたくさんあるしね。生徒の平均年齢、43歳くらいだと思った。
 その植物園に隣接して、蝶が飛び交う温室があります。
●ナイアガラ地域はカナダワインの産出がされています。ワイナリーを回ってみるのもいいかもしれません。
 厳寒期に凍った葡萄を手摘みして作られた、アイスワインが有名。凍った葡萄は水分が飛んで糖分が残るため、大変甘くなる。デザートワインとしてどうぞ。向こうでも高いよ。:D

 なんかがあります。

 滝は夜ライトアップされて、裸の美女に液体窒素ぶっかけてるような彫刻、のごとく美しい。いけないものを見ている感覚。どないやねん。色彩もころころ変わります。
 撮影は、三脚使ってシャッター長く開けないと無理。小さいのでも柵の岩に乗せて使えるので、持っている人はぜひ持って行きましょう。持って行かなかったよ…。しくしく。

 まめ知識で。豊かな水量を誇るカナダ滝ですが、長い歴史の中で一度、止まったことがあります。かなり昔。理由は上流の水門で凍ったため。36時間だかそこら(うろ覚え)止まっていたらしい。うーん、見たかったな。記録映像 or 画像ないんかいな。


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