花を付けているブロメリアと、未開花だが揃って子を吹き出した株を掲載。ブロメリアはティランジア銀葉種に比べ寒さに弱い(越冬で潰れた株は一つも無かった)が、成長の早さや丈夫さ、繁殖力はずっと高いため、育てやすく増えやすい。「整理していかないと場所を取られて…」とよく言われるが、自身もそう思い始めた。
2代目の魅力は自分の好みに合わせ、締めて作っていけるところにあるだろう。1代目は徒長していたり痛んでいたりする株を、入手することが多いから。水多めで日照時間が短いと、すぐ徒長する…。観葉のようにインテリア・プランツとして扱うと、途端にびろんびろんになるはず。
Neoregelia eltonianaの花。これから突起の一つ一つがぴろっと開花する。
ネオレゲリアの典型で、花序を上げずタンク内で花を付ける。アップにすると気持ち悪いかも…。子吹きはこれから。ブロメリアの中で耐寒性は中。
Neoregelia carcharodon ‘Silver’の子吹き。これは大型の希少種で、日本で入手すると3万超えの値段が付いていたりするが(ゆえに輸入したけど)、あっさり子を吹いてしまった。
株全体。鉢は6号鉢。寒さで紅葉したまま、まだ染まっている。でかく派手で鑑賞価値は高い。欠点は場所を取ることか…。
越冬で下葉を何枚か失ったが、今年成長する分のほうがずっと多いだろう。耐寒性は中。
以下の株全体の写真は、入手当時に撮られたもの。
Aechmea recurvata ‘Red Dragon’の子吹き(株全体)。和名「トックリアナナス」の園芸種。耐寒性はかなり高く、越冬で下葉を一枚も失っていない。
Neoregelia concentricaの子吹き(株全体)。締めて作ると、幅広の葉で杯型の独特な壺を作るので(写真)、子株には私的に期待している。耐寒性は中。
Quesnelia marmorata ‘Tim Plowman’の子吹き(株全体)。ブロメリアの中では変わった草姿だが、子株は意外と普通。耐寒性は中。
Aechmea orlandiana ‘Rainbow’の子吹き(株全体)。ここいらもコンパクトに作っていきたいが、なかなか難しい。耐寒性は高め。
うちの環境ではAechmea chantinii ‘Dwarf form’(写真)が結構、下葉を落としてしまった…。寒さに強くないのだろうし、元々、乾燥にも強くないのかも。同じエクメア属 > ドワーフ・フォーム(矮小種)でも、Aechmea bromeliifolia (dwarf form)(写真)はダメージが全く無く平然と成長を続けていて、性質はほんといろいろ…。