甲虫今昔

 タイワンオオクワガタは現在、2ペアになってしまっています。:D 両ペアとも♂が70up(70mm以上)。バロン産と六亀産がいるんだけど、同じ台湾の中でもこうも地域差が出るんだなぁというのが素人目にもわかっておもしろい。自分の固体ではないけれど参考で。こちらがバロン産でこちらが六亀産。六亀産のほうが亜熱帯系にごついでしょ。いずれ自分の固体を、並べて写真撮っときます。
 まだ単独で飼育していて、ペアリングはしてません。もうちっと♀に蛋白系ゼリー食わしてからだな。今年は六亀産をブリーディングしてみようかと思案中。新成虫だけど(今年羽化した固体)、羽化後6ヶ月経っていて成熟してるし。幼虫採れたら菌糸ビンで育てるのら(容易に大型固体を作出できる)。
 タイワンオオクワガタは、外国産甲虫の中では飼育が比較的楽なのでお勧めです。それでいて国産オオクワガタとは違う太目の体と大顎を持つ。オオクワガタはカブト系と違い成虫の寿命は約3年と長いので、気長に飼えますよ。ということは成虫でも越冬します。タイワンオオクワガタは暖房とか温室を意識しないでも、屋内なら問題なく越冬させることができます。
 それと台湾ではすでに輸出が禁止されていて(日本には入ってきてはいい@日本の法律)、今出回っているのはブリーディングによるものなんだけど、将来的に貴重な種になるかもしれません。現地ではかなり少ないらしいし。といいつつ、日本ではブリーディングされまくっているので、♂70upのペアが3000円で買えたりしますが。
 興味を持って飼いたくなった人は、こことかを参考にしてね。リンク集はここを知っとけば問題ないでしょう。冬季でも飼育資材の入手は問題ありません。ネット上にショップや個人サイトは腐るほど存在しています。生体が安くて比較的良心的なところはここかなぁ。六亀産はここで入手しました。元気のいい個体で、来た初日からむきょむきょゼリー食べてたよ。
 国産カブトやクワガタを幼い頃たくさん飼っていたけど、そんなことをちらりと思い出した夏。
 しかし今のような外国産甲虫が生きて日本に入りまくりという状況は、想像もしてなかったよ。ああいうのは「世界の大昆虫展」とか海外の空港の免税店で、標本を憧れながら見るくらいで。

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