米元空軍兵士、88歳の誕生日に飛行機から「投身自殺」
カリフォルニア州エルカホン(AP) 脳腫瘍と最近診断されたジョセフ・ハロルド・フロストさんが、88歳の誕生日記念にチャーターした2人乗り複葉機で飛行していた際、突然シートベルトを外して飛び降り、地面に激突、死亡する事件が29日あった。
チャーター機の手続きを手伝った息子のピーターさんによると、フロストさんは第二次世界大戦の従軍中の搭乗機とよく似ている複葉機を選んだという。「父は、『栄光の彼方』へ旅立ちたかった」ためにと自殺を試みたと推測している。
地元警察などの調べによると、複葉機が300―400フィート(91.44―121.92メートル)まで上昇したところでフロストさんはシートベルトを外して立ち上がり、外に飛び出そうとした。パイロットが機首を上げるなどしてフロストさんを引き戻そうとしたものの、うまくいかなかったという。
フロストさんはアパートの中庭に墜落。目撃者によると、フロストさんは落下する際に送電線に当たり、木が何本か折れる音もしたという。
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最後のフライト。