BT1100 in ’05&Vツインにもの申す

h. 趣味とスポーツ


 年式’05のBT1100。一見「Buell? Ducati??」な雰囲気ですが、そんな生やさしいものではありません。:D
 ヤマハイタリア(旧ベルガルダヤマハ)が設計、開発、生産で、エンジンは DragStar1100をベースとしたエンジンを積み、シャフトドライブだったりします。洗練された、なんともヨーロピアンな日本車といったところでしょうか。足回りも素敵。
 ユーザのレビューを一通り回ってみましたが、予想通りといった感じだった。まとめると、
・ワインディングでも意外と軽い&寝る
・ポジション的に長距離も楽
・Vツインエンジンだが難しくなくとても扱いやすい(パルシブな加速と鼓動は健在)
・クラッチが軽い
 に落ち着くようです。1,063ccのエンジン特性はスペック
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最高出力(EC表示) 47.8Kw(65.0PS) / 5,500r/min
最大トルク(EC表示) 88.3N・m(9.0kgf・m) / 4,500r/min
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 を見てもわかるように、低・中回転域に振っているんでしょうね。
 Vツインだと回さなくても(振動や音、トルク感で)楽しいので、惹かれるものがあります。が、ハーレーに代表されるアメリカンな雰囲気が多くなってしまう。ヨーロピアンなデザインかつこの値段(税込み1,144,500円。Buell、Ducati、BMWらへんはもっと高い)で、貴重なもたさいくるだと思う。’05の実車を見たら、胸ときめきました。
 明らかな短所は重量か。乾燥重量233kg、装備重量254kg。現代のもたさいくるとしては重いね。日本の息がかかっているから、その気になればもう少し落とせそう。乾燥重量が200kg代だったら、間違いなく即決なのだが。200kg代にするには、エンジンもDragStar1100のを止めて、新しく開発したのを積まないとダメでしょう。
 BT1100の販売開始は’02だから、来年フルモデルチェンジされるか or 消えるかの運命なんじゃないかなぁ。国内メーカーでも、Vツインで「ライト」スポーツな路線がもっと増えていいのに。Suzukiの SV1000S、Hondaの Super Hawkとかスポーツすぎ。あれだったらほとんどの人が、素直に4気筒のスーパースポーツを選ぶでしょう。国内メーカー、どスポーツに固執しちゃうあたり、センスないよなぁ。どスポーツ or アメリカンだけがもたさいくるじゃないのに。
 歴史が短い分、こういうところで余裕&遊び心がない気がします。<国内メーカー
参考: BT1100(プレストコーポレーション)

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