2つともこのメガロドンを頼んだ海外業者に、再び注文して入手している。
Isurus oxyrinchus(アオザメ) / South Carolina, U.S.A. 産出
斜め計測7.5cm。上顎のど前歯なので(メガロドンほどではないが)それなりに高くなる。
メガロドンと違いセレーションは無く大きさもそれほどではないが、ダガーのような研ぎ澄まされた雰囲気があるため、人気がある化石。これ含め一部の化石は、ガラスに包まれているような光沢を持つ。写真だと上手く写らない…。
この化石、サイズ的には現代のホホジロザメの歯を優に超えている。
Isurus oxyrinchus(アオザメ) / South Carolina, U.S.A. 産出
斜め計測5cm。これはJewelryのカテゴリで売られていた。サメの歯のチョーカーは化石ではないもの(現代の普通の歯)が、ハワイなどでお土産、サーファー関連等々として売られていることがある。
ここは化石を押さえておくとかなりおされです。どないやねん。
サイズ的には、これで現代のホホジロザメの歯と同等ぐらい。
アオザメは現代でも生存しているサメ。体長は2.5m~3.5mでホホジロザメほど大きくはないが、サメの中では最速を誇り、ライフルの弾丸のような体型をしている。ホホジロザメをマッチョなサメとすると、その反対のような資質だ。
また、器官も特殊で、奇網という毛細静脈と毛細動脈が緻密に入り組んだ熱交換システムを持っている。筋肉の近傍にこれを備えており、体温を周囲の海水温よりも高く保つことができる。なので、運動性を高く保てている。この器官は他にマグロやカジキが持っている。
世界中の暖海域に生息するが外洋性のサメで、ダイバー的には見かけない。たまに漁に引っ掛かり、漁船に引き上げられることがある。よくジャンプするため、ゲームフィッシングのターゲットとされることもあるらしい。
幅37.5cmの完璧な顎の骨格標本も入手していたりするが、また別の機会に。