Megasoma mars
♂ 110mm / ♀ 76mm
ブラジル アマゾナス州産
学名のmarsはローマ神話の軍神マールスに由来。エレファスゾウカブトと違って無毛のゾウカブト。幼虫期間がより長くなり(約2年)、気性も荒くなる。無毛の似た種では他にアクティオンゾウカブトがいるが、違いは、マルスゾウカブトは
・オスの胸角が放射状に細長く伸びる
・体により艶がある
・分布はアクティオンのほうが南米に広く分布し、マルスはアマゾン川周辺に集中
写真ではわかりにくいけど、全長はヘラクレスオオカブト属に譲るが重量級はゾウカブト属とされるだけあり、110mm個体でもかなりの迫力。ほんと丸々としてる。💖
余談で、この標本は野外品で、ラベルに1987年4月とあって⇒保存状態が良いものは時間が経っても綺麗だなと。今でこそ日本でも生きた飼育/累代個体もそれなりにいるが、当時は生きた個体は法的に日本にまだ入ってこれない時代、のはず。
今回も標本箱は別途入手。このドイツ型標本箱はむし社で。ちゃんとした標本箱はどこで買っても地味に高い…。😰
標本を梱包から取り出し標本箱に固定するまで、毎度、下手なプラモデルよりずっと神経使う。失敗は絶対にできない的な。もっとも、跗節とれたぐらいなら今の接着剤なら簡単にくっつけられる。爪楊枝を使って接着剤は適量を。
Sony α9 II + TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2