魚図鑑大全

c. 自然科学


海洋生物ガイドブック
 益田 一著。東海大学出版会。海洋生物1171種、1258枚のカラー生態写真を掲載。変色した標本や主観が入る絵ではなく、海中での生態写真です。また、「海洋生物」とあるだけに、魚だけでなくカイメン、クラゲ、イシサンゴ、ウミウシその他たくさんが収録されている。インド洋、西 / 中 / 東部太平洋の海洋生物を掲載。

 著者の益田 一氏自身、30年以上の経験を持つダイバーであり、ダイバーの視点からも非常にうまくまとまっていると思います。
 携帯可な大きさ。海外のリゾートで空き時間に眺めたりもできるでしょう。が、それは言い換えれば、たとえ1171種掲載されていてもこの本で確認できない種は当然、出てくるわけで。図鑑も一長一短。
 全て網羅しているような勢いがいいという場合、

日本の海水魚(山渓カラー名鑑)
 になるでしょう。けれども、こちらはとても携帯に向かないし、掲載も魚類に限られる。
 いずれにせよ上記2冊、魚図鑑のバイブル的存在に位置しているようです。

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