『ティランジア・ハンドブック 改訂版』
amazon、写真がないので自前…。
エアープランツ(以下ティランジア)の カプト・メドゥーサエ(Google image)を人から貰ったのをきっかけに、すっかりやられてしまった。ちなみに、メドゥーサの首という意味。大抵の植物は美しい時期(開花時)に売られていることが多いけれども、ティランジアは自分で育てなければそれは観られないことを知ったため。もちろん、普段の独特な容姿もいいー。
用品が必要なため園芸店に行ったら、レジで枯れかけている小さな フックシー・グラシリス(Google image)を発見→ついつい救出(*1)。
現在、家にあるのは2種だけど、来週中には計11種に…。優良株を扱っている店で注文して、到着を待っているステータス。無論、事前に調べ上げて、自分の環境で育てられる&それほど難しくはない種を吟味した。無責任に入手して枯らすのは良くないからね(*2)。揃ったらこのblogに落とす予定。
ということで、ティランジア愛好家の間ではバイブルとされる『ティランジア・ハンドブック 改訂版』も即入手。’92年に出版された書の改訂版。ほとんどが写真で構成されている良書。内容は
・自生地でのティランジアの姿(70枚)
↑凄まじい光景。貴重。
・ティランジア美種アルバム A〜Z(アルファベットの学名表記、カタカナ表記、原産国、撮影日時、サイズ、標高、コメント)(308種)
↑ごく一部を除き開花時の写真を掲載。撮影日時により開花時期もわかる。標高はその種の大まかな特性をつかめる。
・ティランジアの交配種、自然交配種(一部の標高が記されていない以外は同上)(56種)
↑一部の標高が記されていないのは、記しようがないのでしょう。
・銀葉系フリーセア(アルファベットの学名表記、カタカナ表記、原産国、撮影日時、サイズ、標高、コメント)(4種)
↑開花時の写真を掲載。撮影日時により開花時期もわかる。標高は種の大まかな特性をつかめる。
・ティランジアの栽培法、その他(*3)
・種名索引(カタカナ表記)
・学名索引(アルファベット表記)
とめためた充実。約600種以上あるとされるティランジアを全て網羅している訳ではないけれど、必要十分というかこれで不足に思うのは学者のごく一部くらいだろう。というか、海外の学者も参考にしている模様。
バイブルとされるだけあります。
(*1)
販売店も無知であることが多く(世話はほぼ何もしない or 昼間、たまに霧を吹く程度)、かなり乾燥した状態で売られている。枯れたら処分して新しい株を入荷するだけ、という売り方。
(*2)
20代前半、でかい キセログラフィカ(Google image)を人から貰って、枯らしてしまった経験あり…。当時、栽培法をまるで知らなくて、昼間に軽く霧を吹くくらいだった。そりゃ枯れるよ。
(*3)
灌水は朝と書かれているけれど、人が勤務している時間でかつ大量に捌かなければならないという、あくまでも植物園レベルの話で。自生地での水分吸収の仕組みと蒸れを避けることを考えたら、ソーキング or ミスティングは夜間に行うのが無難。