『南極物語』にまつわる話

f. エンタテイメント


ディズニーが「南極物語」をリメイク、初登場首位
ロサンゼルス──南極観測隊が置き去りにしたカラフト犬「タロ」「ジロ」の実話を映画化した日本の「南極物語」をディズニーがリメイクした「南極物語」が、大統領の日の祝祭日で4連休となった17─20日の北米週末興行収入で2500万ドル(約29億6400万円)を売り上げ、初登場で首位に立った。
オリジナル作品とは異なり、ハスキー犬など8頭が出演。監督は「生きてこそ」のフランク・マーシャルで、〜
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 シベリアンハスキーというのは時代ですなぁ。リメイク版ではどうやらタロとジロもハスキーのようで。雰囲気かなり変わっているんだろう。実際は樺太犬でした。こんなことでいいのかディズニー。犬達の歴史と誇りはどうなるねん。史実を曲げすぎ(怒)。自社のコピーライトだきゃあ厳しいくせに何さらしてんねん。←いきなり
 オリジナル『南極物語』は小学生のとき、映画館に従兄弟と観に行った。健さんが印象に残っています。それと音楽。
 ところで、実話が元にされているけれども、当たり前ですが、基地に取り残された1頭1頭の詳細な行動はやはり全くわかるわけがなく、人間の視点によってドラマに仕立てられたんだというのを、映画を観終わって結構経ってから気づいた。そりゃそうだ、だって誰もいなかったんだから。
 くそー、リキが好きだったんだが。
 タロとジロはなぜ生き残れたのかというのは正確なところ、推測になるので諸説紛々ですが、
・首輪を外せたこと(これは推測ではないが)
・南極(昭和基地)での経験が長く、そこを拠点(家)としてあまり離れなかったこと
・犬2頭でアザラシなどの大型海洋哺乳類を狩ることは難しいが、吠え立てると糞を撒き散らすことを知っていて→それを餌にした。
 と学研のひみつシリーズで書かれていたのを、今でも覚えてる…。by『イヌのひみつ』で正しい?
 リアル南極物語その後だが、そのまま第3次越冬隊と共に任務につき、1960年7月にジロは南極で死亡。タロは1961年に帰国、北海道大学付属植物園で飼われるが1970年8月に死亡。
 現在では、ジロは国立科学博物館、タロは北海道大学農学部博物館で剥製を見ることができます。が、ジロは比較的最近になって稚内市に貸し出され、死後やっとのことで兄弟揃うことができたんだが、今はどうなっているんだろう。国立科学博物館に再び戻されたのか? そうだ高名な麻酔科医に聞いてみよう!スミルノフ教授
参考:

健さん(FMVのパンフ。ある意味必見)(両眼微笑)
タロ(剥製写真)(北海道大学農学部)
南極物語』(ディズニー)
後日談:
 冗談抜きでスミルノフ教授に聞いたら、お返事をいただけました。さすがです。ジロは今、アクアワールド茨城県大洗水族館にいる模様。第10回企画展「南極物語」
 どうやら日本全国を転々としているようですね。出張というか。国立科学博物館も一度貸したら勢いついたんだろうか。

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