元々はランをやる人から広まったらしいんだけど、こんな簡単な針金ワーク(?)で植木鉢を吊れるテクニック。似たようなものが商品として売られているが、自分で針金を曲げてしまったほうがずっと安上がりだ。自作だと鉢にも合わせられるし、長さも自由になる。
ティランジアは植え込める株なら植え込んでしまったほうが確実に調子を上げるので、大株は水苔(岩着生の種なら軽石混じりの多肉用土)植えにして、外でぶらぶらさせるのが一番良い。場所も取らないし。強度もかなり高く、かなり太い針金(ステンレスの2mmがお勧め)であれば5号鉢ぐらいは余裕で吊れる。
こういった葉が長く、置くには持て余す大型種(写真)にはもってこい。現在、写真の株は温室の上のほうで、着生植物の本来に近い状態で鉢を吊られ、ぶらーんと気分良さそうにしている。
曲げ方は、わかりやすくネクタイを使って解説してみる。どうでもいいけど、このネクタイは無印良品のネクタイだ。
針金の先端で三角に近い形を作る。手ではなくラジオペンチを使うと綺麗に曲がる。
小剣を手前に曲げ、形を整える。小剣の部分が長かったら切ってしまえばいい。
具体的イメージ。植木鉢内側。このようにくの字に曲げておくと良い。
植木鉢外側。ただの三角ではなく、縁を囲むように曲げておくとまず落ちない。
あとは100円ショップやドラッグストアで売っているS字フックを組み合わせると、ほんと楽に吊れる&下ろせる。これで画面の前の君も吊りマスターだ! どないやねん。
短所は、別に吊る必要が無いものも吊りたくなることだろう…。