アデニウム・メモ

アデニウム属を入手したときには、根のチェックもかねて、植え替えてしまうことが多い。大抵、

  1. 水持ちが良すぎる用土が使われているのと
  2. 長期間、植え替えが行われていなく、根詰まりしている場合がある。

1のままで、外置き&雨ざらしにすると危険(特に梅雨の時期)。アデニウムは成長期、通常の植物並みに水と肥料を好むことは事実だが、だからといって用土を水持ちの良いものにしてしまうのではなく、水やりの回数を増やす方向で。その方が健康に育つし、後々の根張りも良い。自生地は雨季と乾期に分かれる、半砂漠か瓦礫の山だ。
2は仕入れ→販売していた業者ではなく、栽培していた業者 or 趣味家が無精すると起こる。植え替えなくても日に当てていれば毎年、葉を出すし花も付ける。ただ、周知のように立派なコーデックスなので、根も太るのだ。
色の悪い葉が多く出てきている場合、大抵、根詰まりを起こしている。即、植え替えてしまったほうが良い。鉢の中でぱんぱんになっていて、引っこ抜くのに苦労することがある。

黄色の葉を出すときや新葉が黄色くなっていくときは、根腐れの可能性がある。(書くと誰もが知っている)某業者から買ったオベスムの中で、そのような株があった(今回買っている信州西沢サボテン園ではないので、誤解なきよう、念のため)。プラス、届いてから1週間と経たぬうちに痩せ始めてきたので、引っこ抜いてみると…。
径3cmほどの太根というか複数の主根群をばっさりと切り落としていて、新聞紙でくるんであった。しかも傷口が乾かぬうちにくるんだのだろうし、植え付けたのだろう。そこから見事に腐っていて、腐れは株中部の中まで達していた。ということは、地上部の枝のみ無事だったということ。
こういうことも少なからずあるので、入手したら根のチェックもかねて、植え替えをお勧めする。

あとは、フレーム / 温室で育て雨に濡れないと、虫が付きやすい。特にハダニ、ホコリダニ、アブラムシのたぐい。ダニには専用に開発された薬品群を使わないと、なかなか効かない。

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