25日(土曜)、昼すぎには目的地に着きたいと家を出て、車で246を三宿から渋谷方面に向かっていた。強めの雨が降っていた。駅で言うと池尻大橋、交差点では大橋を過ぎたあたりから(Google map)、246は地下に潜る。
潜ってしばらくするとカーブの途中、左車線の先に細長いものが落ちている。かなり大きい。自分は潜る前に車線変更し、右車線を走っていた。
空いているというほどではなかったためあまり速度は出ていなかったのと、地下道といっても一部は開放された作りになっていて暗くはないため、離れたところからでもわかった。人だ。
仰向けに転がっている。頭は路側帯(?)に近く、足を中央に向けていた。細かい姿勢は記憶の中では、右腕は頭のほうに近かったと思う。衣服も認識できて、よく言うよそ行きという服装とは反対側のベクトル、普段着を少し厚着している感じだった(実際、この時期にしては寒かった)。顔色は白い。女だ。
歩道なんてものはなく、とても怖い思いをしてずんずん入って行かないとたどり着けない場所に「横たわった人」。しかも、死んでいるもしくは完全に意識を失っていると窺わせる状況に、衝撃を受けた。地下と言っても、上の側道(?)や首都高からのまとまった水が落ちる箇所がある(雨により)。そのじゃばじゃばと水が落ちている真下に横たわっているのにもかかわらず(胸~腹に水が当たっていた)、ぴくりとも動いていない。
左車線を走っている車は、避けないと当然轢いてしまうため、少し蛇行してかわしていた。
道玄坂で再び地上へと出るのだが、出るか出ないかのときに、反対車線をおそらく渋谷署からのパトカーが、サイレンを鳴らして三宿方向へと走っていくのがわかった。自分があの光景を見たのは、家から出た時間を考えると11時45分前後だと思う。
Google newsで検索すると確認できた。TBSでニュースにしていた。デッドリンクを避けるため、全文を引用しておく。
女性は首都高から飛び降りたらしい。当たり前だが、首都高は地下の上(地面)のさらに上になる。それにしては綺麗だったのは、走り去ったため細部を見なかったか、大量の水で血などが洗い流されていたからか。
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首都高から女性飛び降り、心肺停止に
25日午前、東京・目黒の首都高速道路から女性が飛び降りました。女性は心肺停止状態です。
25日午前11時50分頃、目黒区青葉台の首都高速道路3号線で、「一緒に車に乗っていた女性が車のドアを開けて飛び降りた」と110番通報がありました。
警視庁の警察官や東京消防庁の救急隊などが駆けつけたところ、首都高速道路の下を走る国道246号線の地下道で、女性が倒れているのが見つかりました。女性は年齢60歳くらいで、病院に運ばれましたが、心肺停止状態だということです。
一緒に車に乗っていた知人によりますと、女性は精神疾患で通院していて、突然、車のドアを開けて道路から飛び降りたということで、警視庁は詳しい経緯を調べています。(25日15:38)
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