西の魔女が死んだ – 梨木香歩
blogに落としたい本結構あるんだけど、できてないなぁ…。
中学に進学して、人との付き合いなどから学校に行くのが嫌になってしまった、まいが主人公。そのまいが初夏の少し前、西の魔女 – 祖母の家でひと月ほど過ごすことになった。祖母は英国から日本に来ており、魔女の血を引くという。自然を享受する祖母との素朴な暮らしの中で、物事や心の在り方を「自分で」全て決めていくという、まいの魔女修行が始まった。
という物語と、その続編『渡りの一日』が収録されている。
元々、児童書ということもあり、文章は読みやすい。普段、本を読まない人でも読めるでしょう。
いい年になると忘れがちになる、自我の芽生えの頃や人の在り方、人との繋がりなどを爽快な文章で表現している作品。あなたは己で律している魂を持つか否か。ぜひ大人に。
続編では、確かに魔女の教えを受け取ったまいが、社会に戻っている姿が描写されている。