オタネタ略してオタタですよ。
ドルが弱いので、ごぞごそと輸入していた。その中で印象的なナイフをいくつか。
Rampage / Boker
fixed bladeで全長約24cm。刃長約11cm。鋼材は440Cでハンドル材はマイカルタ。高級素材を使っているわけではないけれど、Knife Centerでも$86.95という値段だった。理由はカスタム・ナイフメーカーのR.J. Martin氏によるデザインのため。
ある意味、純粋なタクティカル・ナイフ。激しすぎるほどの攻撃的なブレード、まず滑らない超エルゴノミクスなハンドル。コピーに「You’ve never held anything like it!」(こんなの持ったことないよ!)とあるけど、ほんとそうだ…。ヘンタイ好みというか。
構造はフルタング。が、それほど長くないのと細身のため、重量は164.4gと結構軽めで、この点も扱いやすさに貢献している。
他には、ボルトでシースに留められる大型ベルトクリップも同梱されている。
Rampageの意味は名詞だと「狂暴な行動、激怒の状態」、動詞だと「暴れ回る」。納得なネーミング。
余談で、R.J. Martinのサイトでも形状&名称がほぼ同じのナイフが売られているが、$425という値段になっている。材質が違うためと、カスタム・ナイフに分類されるからでしょう。
NIMRAVUS(140BKD2) / Benchmade
fixed bladeで全長約24cm、刃長約11.6cm。鋼材はD2で、ハンドル材はアルミニウム。構造はフルタング。
同型で鋼材が154CM版も出ている。154CMはカスタム・ナイフにも使われる高級鋼材の部類に入るが、D2のほうが硬い(154CM→58-60HRC、D2→59-61HRC)。D2は厳密にはステンレス鋼ではなく、金型などに使用されるダイス鋼のひとつ。D2でも値段は少し高いぐらいなので、D2にしておいた。平砥石を使って研がないし。硬すぎて平砥石だと苦労しそう…。
そのブレードにBK1コーティングがされ、腐食に強くなっている。
初ベンチメイド。もうすでにきちんと研いでいるが、デフォルトでも刃付けは良い印象を受けた。
ハンドル材はアルミニウムだが、逆にしっとりとした感触を受ける加工がされている。見た目よりもかなり軽い。デメリットは真冬は冷たくなること。
ミッドサイズ、デザイン、シースその他諸々を考慮すると、大変実用性が高く、タフなナイフといえる。
ベンチメイドの前身はバリソン。バタフライ・ナイフで有名だった。ところでバタフライ・ナイフ、正直あれよりワンハンド・オープンしやすく&手が滑らないナイフは多くあるのは、ナイフを少し以上、知る人には周知の事実。