『The Art of Chill 3 mixed by System 7』
System 7は前に、Mirror System名義でambientな『Mirror System』も出していたり。なぜ「mixed by Mirror System」としなかったのかは知らない。まぁ単に知名度によるマーケティング的なことからだと思うけど。
内容はvarious artistsで2枚組み全22曲。前出の『Mirror System』から引っ張ってきている曲も数曲入っている。気持ちはわかるけど、mix違い(*)とはいえ被るからそういうの止めようよ、というのは書いてはいけないことなのかもしれないどうなんでしょう。
party peopleにはちょっと懐かしい(?)Platipusから。綺麗めな or きらきらした曲を多く出していたレーベル。
トライバルな雰囲気の曲は少ない。あーば〜んなというか洗練されているというか、そういう曲のほうが多いです。が、全体を通してという視点で見ると、おされすぎではない。中庸あーば〜ん(*2)。うむこれだ!
また、記憶では音数少ないという曲はほとんど無いかも。でも、うるっさいなぁ頼むよと思う曲も無かったはず。
ということで、それだけ広い層に安心して聴けるmixed ambient CDでしょう。普段ambientや音響系とされるものを聴かない人でも、比較的聴きやすいと思う。別に貶しているのではなくて、裏を返せばそれだけ質は高いので念のため。でなければ第一、いちいち取り上げない。時間の無駄になるし面倒だ。
(*)
実情はあまり変わらない、はず(うろ覚え)。
(*2)
余談で、『Mirror System / Mirror System』は中庸あーば〜んより少しあーば〜んです。各曲のタイトルは風光を表しているのが多いが、全体的に音色はそうではない。イーノの言葉を借りると「石みたいに無表情な」。正確には「研磨された石」かな。