初めてのお使い、じゃなくてSOG。輸入。今回はたまたま日本製に集中したからか、SOGのフォールディングナイフはかなり好印象だなぁ。
Tomcat 3.0
全長約22cm、刃長約9.5cm、刃厚約4mm。約184.3g。鋼材はVG-10(HRC 59-60)で、ハンドル材はクラトン。Gサカイによる日本製。
Arc-Lockにより簡単にワンハンド・オープン&クローズ可能。BenchmadeのAXISロックに似た機構になる。Youtubeでもその動作が確認できる。全体的に精度がとても高く、かなりスムーズ。ある種マシンのような印象。刃は、鋼材とリカーブした(微妙なS字の)造詣の恩恵で、かなり切れる刃が付く。
最近のフォールディングナイフとしては珍しく、このナイフにはベルトクリップが付いていない。なので、かなり持ちやすい(元々、持ちやすい形状)。代わりにナイロンのしっかりとしたポーチが付く。ここらへんも私的に好印象。
クラシックと現代的な要素が渾然となったルックス。十分、鑑賞に堪えられる。初代Tomcatが1988年に受賞しており(the overall knife of the year award)、その3代目となる。
Vulcan Tanto
全長約21.3cm、刃長約8.9cm、刃厚約4mm。約141.7g。鋼材はsan mai(三層鋼)で、芯材にVG-10(HRC 59-60)、それを420J2でくるんでいるため、波紋が見える。ハンドル材はザイテル。Gサカイによる日本製。
こちらもArc-Lockにより簡単にワンハンド・オープン&クローズ可能。フリッパーでも開けられる。精度、切れ味共に、このモデルも申し分ない。プラス、Tanto bladeの造詣が美しいナイフ。
前にMINI MAGLITE LED(2-Cell)について落としたが、下記はそのとき一緒に国内で買っていた。
Ripple
Ken Onionによるデザイン。全長約19cm、刃長約8.7cm、刃厚約2.5mm。鋼材はAcuto(59-60 HRC)で、ハンドル材は420J2。ハンドルにはチタニウムニトライドコーティングが施されている。
フリッパーにより、簡単にワンハンドオープン可能。IKBS(internal knife ball-bearing system)というボールベアリングの恩恵で非常に滑らかと高らかに謳うほどではなく、別に普通(上記のSOGのほうがずっと滑らか)。刃は切れる刃が付く。
ハンドルの凝った加工のためこの値段になっているのか、小さめなナイフとしては多少高め。長さだけでなく刃厚、ハンドルの厚みも薄いので、より小さい印象を受ける。