おまけ。モンガラ( キヘリモンガラ)に初めて襲われた。ぼけーっと流されていると、フィンを誰かが引っ張るので振り返った。すると奴が噛み付いているではないですか。慌てて逃げようとすると余計に反応してさらに噛んでいた。ガイド(ジェリー)がそのままという指示を出していたので、じっと流されて事なきを得た。
 はっきりと凹凸ができているほど。フィンで良かったというか。スーツの上からでも、こんなん肉裂けるよ。耳の一部を噛み切られたダイバーがいるらしい…。
 立て続けにもうひとりがフィンに噛み付かれると、ジェリーは指示棒を武器にモンガラへと勇敢に(?)突進→追い回していた。どこかのサイトに書いてあったけど、彼は昔、素手で立ち向かい怪我をし、武器に指示棒を使うようになったようだ。
 ところでこのフィン、新しく買った SF-6なんだけど、確かに抵抗は軽いけどよく進んだ。周囲がきちんとキックしているときでも、ゆっくり挟んでだらしがなく開くという=やる気無いキックで十分追いついていた。フィン自体も軽い。ぼろになって買い換える必要が生じたら、高効率とされるフィンを選んでいこうと心に誓ったのであった。

追記

今後

  シパダンの今後だが、入島および上陸禁止を継続で現状維持、もしくは緩やかに荒廃してウミガメもいない単なる透明度が悪い熱帯の海、となるのが容易に想像できる。マブール、カパライのリゾート郡による影響は否めないような気がする。両島のリゾートを縮小もしくは設備改善で、シパダンの海は初めてゆっくりと回復できるでしょう。

本数

  クルーズだが本数はそれほどいっていない。12本で終了している。原則として1日あたり
●初日は2ダイブ+1ナイト・ダイブ(これは仕方がない)
以降
●3ダイブ+1ナイト・ダイブ
or
●4ダイブ+1ナイト・ダイブ(1日のみ)
●最終日は3ダイブ(これも仕方がない)
 というパターンだったから。
 ナイト・ダイブはマブール付近のハウス・リーフをしつこく使うため、既に昼間にダイブしているのと透明度が悪い=確実にあまりおもろないという理由で1本も行わず→早い時間から飲んでしまった。
 サンセット・ダイブでハウス・リーフ以外のサイトにダイブするんだったら、喜んで参加したんだが。ここらへんは考慮していただきたい or ホスト的にはしたほうがいい部分である。クルーズなのにちょっともったいないね。

移動

  移動が大変だ。年を取ったらできない旅かも。初日は3時間程度の睡眠でダイブすることになる。
●成田→(空)→クアラ・ルンプール→(空)→コタ・キナバル→(空)→タワウ→(陸)→センポルナ港→クルーズ
 コタ・キナバルにてホテルに入るのが午前1時過ぎ。一緒になったパーティーと夜お茶、シャワーなど済ませ→朝の午前6時にはホテルを出ている。よって仮眠に近い。

 帰りはかなりの時間が襲いかかる(?)。
●クルーズ→(海)→センポルナ港→(陸)→タワウ→(空)→コタ・キナバル→(空)→成田
 まず、クルーズは直接センポルナ港に行かない(残るゲストもいるため)。小さなスピードボートで時間をかけて送られる。ということは、後のほうに座った人たちはびっしょびしょになっていた。
 コタ・キナバルに到着するのが15時25分。成田行きの飛行機は午前0時30分発。やることないから国際空港でぷち酒盛りしてもーた。タワウにてドラゴン・インが確保され2時間程度ステイできるのだけど、それならコタ・キナバルで確保してもらったほうがよっぽど有意義に休めるんだが…。

英名

  植物をやるせいか、普段使うのは和名、次に大事なのが学名(not 英名)となっている。正直、英名はかなり意味が無い。和名と同じで英名もやはり方言のひとつにすぎない。学名はもちろん世界共通。
 ダイビングでもなるべくそうしようと思った。英名を知っているにこしたことはないけど(ブリーフィングとかで)、なるべく使わない方向で。なんだか統一感なくごっちゃごちゃで使われている気がする。外側から見るとすごく違和感を感じる。
 日本人でネムリブカをホワイトチップと呼ぶ人が、一方ではジンベイと思いっきり使ってたりすることはよくあることで、これって変じゃないですか? ジンベイも英名でホエール・シャークと呼べばいいのに。
 同様にタイガー・シャークと呼ぶ人は多いけど、イタチザメと使う人は少ないでしょ。でもホホジロザメはほとんどの人が使うけど、グレート・ホワイト・シャークと言う人は皆無に近いよね。どうしてだろうね。ギンガメアジをなぜジャックと呼ばないのか。カメもなぜタートルと使わないのか。
 妙なスカシ加減(?)が私的に受け付けない。和名がついているものは和名を使うよ。グレイ・リーフ・シャークはオグロメジロザメ or メジロザメと呼ぶし、シュモクザメの群れもいつかは見てーなーって感じ。:D

マラトゥア

  現地インストラクター / ガイドがマラトゥア島に行ったばかりで、称賛していた。おいおい。位置的にはシパダンに近く、シパダンから南、国境を跨いだインドネシア領にある。ということは、シーズンはシパダンとほぼ変らない感じなのかな。
 シンガポール経由で入る。アクセスはシパダンに負けず乗換えを行う。空港待機もあり(無論、一度出ちゃうのも手だろうけど)。
 現時点で日本人スタッフはいない。片言の英語は最低限、必要でしょう。ブリーフィングも全くわからないのでは正直危ない。
 来年のここらへんの時期、ちょっと考え始めている。マラトゥア、誰か行く? :)

 とまぁ追記はネガティブなことも念のため書いておいた。複数の視点もしくはバランスは大切かと。
 何はともあれ、とても楽しかった旅。まさに噛めば噛むほどで、これだからダイビングは止められない。脱稿したら日常が再び始まる。とてつもなく面倒なことに変わりはない。