シミラン(スミラン)、スリンクルーズ@タイに参加してみた。
・何はともあれクルーズ
・大物(マンタ、できればジンベイ)が出現
・3月半ばにオンシーズン
などなどを考慮してみると、自然とそうなったので。
シミラン、スリン周辺の海域はクルーズや船でのデイトリップでないとアクセスできないため、魅力が大きかったというのもある。それだけ行った人は少なくはなるわけで。
地理的には上の地図のようになっている。アンダマン海に浮かぶ島々。
ediveから借りてきました、というか平たく言うとパクッてきた。Googleマップは拡大するとデータがないらしくダメ…。シミラン諸島&スリン諸島へはプーケット、カオラックから船でアクセスする。シミランは「9つの」という意味。
北部へ行くほど流れているポイントが多い。3月になるとプランクトンが増え透明度が落ちるかわりに、魚影が濃くなるようだ。行ったときはしかもほぼ満月=大潮で激流のダイブサイトがいくつかあった。奴ら(誰)にとっては条件が良かった。
アンカーを打っているサイトはほとんど無く、ロープを使わない潜行、安全停止(エキジット時)になるので注意。ドリフトとなる場合も非常に多い。
下船後、プーケットの喧騒はどうかと思ったので、カオラックにある上記ediveのお世話になることに。ここのショップは2つのクルーズ船を持っており、私はその中でもオレンジブルー号に振り分けられた。これらが運命の分岐となるとは申し込み時はさておき、現地に着いた当日でさえ理解していない。
クルーズは大抵、シミランから北上していくコースを取る。北部スリン島から東に1時間半ほど外れた海域に、Richelieu Rock(リチェリュー・ロック)という大きな隠れ根がある(下げ潮のとき、海面から姿をわずかに見せる)。ミャンマーとの国境に近く、約10年前、地元漁師により発見され、ダイバーに伝わった。Richelieuとは「豊饒」を意味するフランス語らしい。現在でも漁は行われているが、魚影はまだまだ濃い。
このダイブサイトでジンベイザメをはっきり観てきた。ジンベイ出現は今シーズン初らしい。Richelieu Rockへは3度目のエントリー(その日、4本めのダイブ)だった。Emiさん(ガイド / インストラクター)の判断で人ごみ(?)を避けるため、エントリーは遅めの17時24分。水温は29度。深度は10m程度。ジンベイザメとは「そばを通り過ぎた」「遠くで影を見た」というコンタクトではない。観ていた時間を合計すると5〜10分程度だろうか、あたりを回遊して消えていった。子供ゆえ好奇心が強く回遊してくれたようだが、その存在感にただただ圧倒された。当たり前だが子供でもでかい。
写真は時間的な編集をしないで、撮影した順につらつらと取り上げていくことにする。最初に断っておくが、陸上の写真は極端に少ない。それもそのはず、陸上では下船後の打ち上げとホテルで寝るだけだったから…。